1970年代から学校の補習スタイルの塾が増える

進学率の高まりとともに塾の数も増えていった

1970年代になると、日本の子どもたちの多くが高校や大学へ進学するようになりした。それ以前は中学や高校を卒業してすぐに働き始めることも珍しくなかったため、学校での勉強はあまり重視されていませんでしたが、進学率が上がるにつれ子どもたち一人ひとりの成績の格差が顕著となってきました。その結果これまであまり問題視されていなかった学習レベルの低い子供が「落ちこぼれ」と呼ばれるようになるなど、大きな社会問題にまで発展していきます。そんな状況を打開すべく誕生したのが、補講スタイルの学習塾です。 勉強が遅れがちな生徒が周りのペースにおいていかれないようサポートしたり、学校で習った勉強の理解度を高め受験合格につなげることを目的とする補講スタイルの学習塾は、時代に合った学習塾の形として瞬く間にその数を増やしていきました。

個人経営から企業運営型へ

1970年代、補講スタイルの塾が数を増やすのとともにこれまで学習塾の運営として主流だった個人経営の塾の他に、企業の参入や塾のフランチャイズ運営が目立ち始めます。特に生徒数の限られる小規模な塾が大半であった時代に、数百人規模の生徒数を誇る企業型学習塾の登場は世間に衝撃を与え、現代では第二次学習塾ブームの象徴ともいわれています。それほどに世間の学習塾への注目度は高く、これ以降塾へ通う学生も増加の一途を辿っていきました。しかしその一方で注目度の高さゆえ学習塾業界への新規参入も相次ぎ、塾に通いたい子供よりも学習塾の数のほうが多いともいわれるほど、学習塾の数が増えており供給過多になったという一面もあるようです。

このように1970年代は学習塾における第二次ブームが起きていたようです。塾に通う子どもたちを取り巻く環境や当時の様子を、現在の学習塾ブームと比較してみるのも面白いかもしれません。

小学生の塾には、二種類あります。学校の勉強についていけない時に行くものと、中学受験のためのものです。